B-15の製造期間は1944年の7月からの僅か4か月のみ。
しかし、その間に19社ものコントラクターが動員され、膨大な数が生産されている。
その為か、ミルスペックに準じていない個体が数多く残されており、シビリアンモデルも含めるとバリエーションが無数に存在するのが特徴である。
大型のムートンボア、ハンドウォームを兼ねたスラッシュポケットを始めとしたディティールは、後の空軍フライトジャケットの基本形と言える。

・シェル：　コットンサテン
・ライニング：　アルパカウールパイル
・襟：　ビーバーラム加工ムートン
・リブ：　ウールリブ
・4つ組ボタン：　DOT社プル式
・フロントファスナー：　50sオーバル型、ダールメッキ、コットンテープ
・縫製糸：　カタン糸（綿糸）

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